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2006 04,06 23:33 |
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今年アカデミー脚本賞にノミネートされたウディ・アレンの新作『マッチ・ポイント』のポスターを先月見かけた。秋ぐらいの公開らしい。アレン作品はここ数本ふるわない。『さよなら、さよならハリウッド』は“コメディアン ウディ・アレン”を楽しむには充分すぎるが、映画としてはクエスチョンのつく出来だった。『メリンダとメリンダ』に至っては、あまりの不評に観に行く気にもならなかった。しかし『マッチ・ポイント』はエンターテイメントの祭典たるアカデミー賞にノミネートされるぐらいなのだから、かなり楽しめる映画になっているのではないかと期待も膨らんでいる。
ところでこの映画のポスターを見かけた場所というのが、恵比寿ガーデンシネマのロビーだった。 公式サイト 私のお気に入りの劇場のひとつだが、どうしたことか、ここ数年、恵比寿以外の場所でアレン作品が上映された記憶がひとつもない。上記2作品は勿論のこと、観そびれた『スコルピオンの恋まじない』『僕のニューヨークライフ』も恵比寿。楽しく観た『おいしい生活』も『ギター弾きの恋』も『世界中がアイ・ラブ・ユー』も、全部ガーデンシネマでの上映だった。東京広しといえ、ここまで一人の監督の作品を独占できる映画館など、他にあるのだろうか。 確かに恵比寿という場所柄は、アレン作品にはぴったりだ。都会的で洒落てて、ガーデンプレイスの目指す雰囲気を体現してる作品ばかりと言ってもいいのではないのだろうか。「日本でウディ・アレンといえば恵比寿」なんて言われるようになれば、案外ヘラルドも株が上がるかもしれない。 映画の買い付けのことは良く知らないが、買い付け担当さんが「是非に是非に!」と息んでアレン作品に飛びついているのか、それとも他社の買い付けさんが、「どうせアレンはあそこが買うんだろ」とハナから諦めてしまっているのか。真相は全く別のところにあるのかもしれないが、そんなことを想像しながら劇場に足を運ぶのも、また一興である。 PR |
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