2024 05,06 09:24 |
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2010 06,15 01:29 |
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復帰宣言をしてから早○ヶ月・・・ほんと、今度こそ復帰します。すっげー亀並み以下の更新頻度だと思いますが。まずは今年劇場で鑑賞した作品から順次感想アップしていきます。
公式サイト 姉の評価=★★★★ 2月に鑑賞した、今年最初の劇場鑑賞作品。実話を基にした作品で、50年前に、アメリカの食卓に革命をもたらしたという料理家ジュリア・チャイルドと、彼女の500種以上のレシピを一年間で全種類作り上げることを目標とした現代のOLジュリーの物語。女性の生き方、夫婦愛などを語った良作だと思う。 50年前のジュリアは夫の転勤に伴い移ったパリで、料理の名門コルドン・ブルーへ。男ばかりのプロ養成コースで、おばさんだてらにメキメキ腕をあげ、数多の苦難を乗り越えてベストセラーとなる料理本を発表する。現代のジュリーは、焦燥感から「何かしなくては」と思い立ち、ジュリアのレシピを1年間で作り上げる目標をたて、その過程をブログにアップしていく。それぞれ意味も種類も違うけど、女が生き辛い世の中で、それでも何かを成し遂げようと必死になる二人に、心から共感できる。時代を経ても、自分を変えるためには、何かを生み出すためには、悶絶するような苦しみが伴うことに変わりは無い。 この作品で久しぶりにメリル・ストリープを観た。あのひとの役作りと演技は、それだけで芸術作品の域に達している。奇を衒わない演出もよかったし、それぞれの旦那さんとの交流や、さりげなく時代の暗い部分を投影させている部分も非常によかった。大喧嘩をして夫婦間の絆を深めるジュリーの夫。マッカーシズムの犠牲になりかかりながらも妻を支えるジュリアの夫。それぞれに心が痛み、乗り越えられた奇跡に感動した。 残念なのは、劇中の料理がいまいち美味しそうに見えなかった部分。そこのところで★ひとつ減。女性には勿論のことだが、たとえば芸術家や漫画家を目指す男性にも見ていただきたい作品である。 PR |
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