2024 05,06 18:40 |
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2008 09,08 00:06 |
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≪溜まった感想消化するぞ週間≫
第二弾です(注:そんな大袈裟な事でもない)。これも、お盆期間中にレンタルで借りた作品。というか、本当は別の作品を借りたつもりだったのだが、うちに帰って見てみたら、これにすり替わっていたという、なんとも不愉快なことがあって・・・レンタル屋に文句を言いに行ってもよかったのだが、まあ、ちょうど観た事のない作品だったので、折角だから観てしまおうと、鑑賞することにした。 Yahoo!映画紹介ページ 公開当時、だいぶ話題になった作品だった。タイトルどおり、ドラッグストアを襲撃して麻薬を手に入れるグループの物語。正直、思ってたほど印象に残るような作品ではなかったが、見所の多い映画でもあると思った。 単に、「ドラッグ=悪」と描くのではなく、肯定も、否定もしていない部分がまずよかった。主人公の四人のグループは、ドラッグの他にも、仲間意識、愛情、ジンクスなどといったものにがんじがらめにされており、前進も後退も出来ない状態になっている。そんな中での、突然の仲間の死は、グループのリーダー・ボブの人生を変える。彼は突然、ドラッグから足を洗うことを誓う。淡々と死体の始末をするボブが、実は一番仲間の死を真摯に受け止めていたという部分が、個人的には一番印象に残った。前進も後退も出来ない状態を、一番恐れていたのは彼だったんだな、と。 監督のガス・ヴァン・サント、名前を聞いたことがある気がするなぁと思っていたら、『マイ・プライベート・アイダホ』や『小説家を見つけたら』なども撮ってらっしゃったことを、この記事のために調べて初めて知った。特に『小説家を~』は大好きな作品だし、しかもこの作品とまるで違う毛色の映画なので、驚いてしまった。「常にハリウッドの異端児でありたい」と仰ってるそうだが、これからも、異端児として大いに活躍していただきたい方である。 深夜枠での放送があったら、ぜひ録画してご覧になってください。 PR |
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2008 08,14 00:23 |
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どうも。お久しぶりして申し訳ありません。多忙につき更新できませんが、本日実家に帰省中。この隙にと母に娘を押し付けてDVDをレンタル。その感想、と言いたいところだけど・・・
今回、ほとんど愚痴です・・・ Yahoo!映画紹介ページ し、知らなかったんです。こんなグロテクスで猟奇的な映画だなんて・・・映画ファンになったばかりの頃によくタイトルは聞いていて、「おしゃれそうな作品だなぁ」なんて思っていたんです。んで、レンタル屋でたまたま目に入ったんで、たまにはオシャレな作品でも見ようなんて、呑気に借りてみただけなんです。観てみたら私の一番苦手な系列の映画でした。でも、レンタル代がもったいないし、何事も経験だ!と、わけのわからない意地を張って2時間頑張ってブラウン管に張り付いたのが失敗でした。 今、猛烈に気分が悪いです・・・ この作品からの教訓はずばり、映画の鑑賞に、下調べは必要ということです。タイトルとか、ジャケットとかだけで、鑑賞映画を選んではいけませんね・・・ ちょっとは映画の感想らしいことも書くと、監督さんのカメラワーク等へのこだわりは本当によかったと思います。一瞬舞台を観賞してるのでは?という錯覚に陥るような演出に、ところどころアップを入れたり、含みのあるアングルを使ってみたり。色遣いも、サイケデリックだけどわかりやすくて面白かったと思います。 まあ、だからよけいに、気色の悪いシーンが印象に残っちゃうんだけどね・・・ ああ、夢に出そう・・・ 一か月ぶりの更新が、こんな感想でごめんなさい・・・。次はもっと感想らしいこと書きます・・・ |
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2008 06,30 00:42 |
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先日、深夜枠で放送されていたのを録画して鑑賞。内容は良く知らなかったのだが、名作と呼ばれる作品なので、機会があったら一度鑑賞してみたいと思っていた。
goo映画紹介ページ つ、疲れた・・・。「サスペンスの要素もあるダンス映画」ぐらいに考えていたのに、終盤の逃亡劇が思っていたよりも緊張の連続・・・。と言っても、疲れたのは本当にラストだけだったので、「サスペンス映画」だと思って観たら、確実に期待はずれになるはずだ。しかし、「ダンス映画」だと考えていた私の心臓には、けっこうな負担になった。 舞台は1985年。主人公は、8年前にソ連からアメリカに亡命した世界的バレエダンサー、ニコラス。公演でロンドンから日本に向かう途中、彼の乗った飛行機がシベリアに墜落してしまう。犯罪者として当局に拘束されたニコラスは、再びキーロフ・バレエ団で踊るよう圧力をかけられ、黒人のレイモンドとその妻に身柄を預けられる。レイモンドはかつてアメリカからソ連に亡命したタップダンサーで、ベトナム戦争の悲惨な経験から、アメリカ不信になった過去を持っていた・・・。 ここまで書いた内容の通り、冷戦時代に作られた、冷戦映画の一本である。作中、KGBの大佐チャイコが悪役として描かれているが、レイモンドの挿話があるように、完全に「西を善、東を悪」にしているわけではないことに、好感が持てた。アメリカへ脱出しようとするニコラスとレイモンド夫妻の姿を、白夜が執拗に照らし出す様は、なんだか不気味な感じがした。 この作品で一番素晴らしいのは、ダンスシーンとストーリーが、どちらも犠牲にされることなく引き立っていたことだ。ダンス映画やミュージカル映画にとって、ストーリーは基本「歌って踊るためのダシ」のようなもの。あってもなくてもどうでも良いようなストーリーの映画も少なくない。逆に、『ステップ・アップ』のようにストーリーを大切にしているダンス映画もなくはない。しかしそういう映画の場合、ストーリー進行の妨げになるためか、折角のダンスが編集で無残にもぶつ切りにされ、一番の醍醐味であるはずのダンスシーンを充分に楽しめないことも多い。 しかしこの作品は、そのどちらにもならなかった。見ごたえのあるストーリーに、まるきり物語進行の邪魔にならないダンスシーン。冒頭のバレエ、レイモンドの憤りのタップ、ニコラスの悲鳴のようなバランジン、そして国・人種・ジャンルを超えて繰り広げられる、二人のデュオ・・・いづれもが、ストーリー上意味があり、しかも「ダンスを楽しみたい!」という欲求を充分満たしてくれる。ダンス主軸のミュージカル映画が苦手という方に、一度観ていただきたい作品だ。 ニコライ役のミハイル・バリシニコフ自身、ソ連から亡命してきたキーロフ・バレエ団の花形ダンサーだったというのは、あまりに有名な話。自分の半生を振り返るような役どころを演じるのは、どんな気分だったろうか。また、こちらも有名なタップ・ダンサー、レイモンド役のグレゴリー・ハインズ。「この顔最近観た気がするなぁ」と思っていたら、『彼女を見ればわかること』でホリー・ハンターの恋人を演じたナイスミドルだった。すっごく驚いた(笑)。この主演二人の実力がなければ、この傑作が生まれることもなかっただろう。お二人のダンスを堪能させてもらえて、それだけでも観る価値のある作品だと思った。 余談だが、作中に出てきた「捕虜交換」のシーンに、少し複雑な気分になった。東西共にスパイを放っていた冷戦中、捕らえられたスパイは東西間で交換するのが暗黙の了解だったとか。「ああ、これがよく聞くスパイ交換かぁ」と感心する一方で、「こんな時代が本当にあったんだ」なんて。 ともあれ、完成度、芸術性、などの高い作品なので、機会があったら是非ご覧になってください。 |
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2007 07,18 00:13 |
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今日の午後、昼下がりにTV放送されていた。確か高校生の頃ビデオで観たきりで、今日もほんの一瞬しか観ていない。にも関わらず、レーシングカーの事故のシーンだけで、すぐに「あ、『バックマン家の人々』だ」と判ってしまった。思いのほか印象に残っていたことに我ながら驚き、記事にしてみることにした。
Yahoo!映画紹介ページ 原題“PARENTHOOD”のタイトルの通り、親であることの苦悩や喜びを、バックマン一族計4世帯の物語を通して描いている。初鑑賞時は自分自身が子供だったが、子供なりにじんわりと心に残る、あたたかな映画だった。息子が内向的ならその責任を配偶者に擦り付け合ったり、教育方針でぶつかりあったり、思春期の娘に振り回されたり・・・「親である」ということで、自分の親との関係や夫婦関係にまでひびが入ることもある。それだけ、親はいつでも、答えのない問題に精一杯。しかも、結婚なり出産なりで新しい構成員が増えれば問題は増すばかり。それでも家族は素晴らしい。ロン・ハワード監督のあたたかな眼差しも感じる、素敵な映画だった。 この作品に関しては、キャスティングが豪華なことも特記しておかなければならないだろう。スティーブ・マーティンとメアリー・スティンバーゲンが夫婦で、妹婿にリック・モラ二ス。弟がトム・ハルスで姉がダイアン・ウィースト。そしてその子供たちにマーサ・プリンプトンとリーフ(現ホアキン)・フェニックス・・・80年代を代表する役者ばかり。今ではとても考えられない配役。これもロン・ハワードの人徳だろうか。勿論、これだけ個性の強いベテランの中でもひときわ輝く、若手新人だった頃のキアヌ・リーブスの存在にも注目していただきたい(笑) 確かこの作品はアカデミー主題歌賞にノミネートされていたはず。エンドクレジットの“I love to see your smile”は、何気に耳に残っている。群像劇がお好きな方、ロン・ハワードが好きな方、“リーフ”だった頃のホアキンが見たい方、などに特にオススメしたい。 |
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2007 02,24 02:00 |
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たった今、BSで放送されていたのを見終えたところ。えらい時間になってしまった。全く、だからこの映画は嫌なのだ。長いと判っていながら、見始めるとどうしてもはまってしまうのだから(苦笑)。しかも今回放送されていたのは、劇場公開版より20分も長いディレクターズ・カット版だった。
goo映画紹介ページ 映画史上に残る、不朽の名作。この作品からこちら、他人の才能を嫉妬する表現として、「モーツァルトとサリエリ」という言い回しが定着するようになったのではないのだろうか。グリフィンが『国民の創生』を製作して以来、これほど力強く映画史に君臨する作品は、そうもないと思う。 神はサリエリには、凡人として平穏に暮らせるだけの充分な人格を与え、モーツァルトからは、人として最低限の暮らしをする能力の全てを奪い、替りに音楽の才能を与えた。私はこの映画で、そう感じた。しかし音楽を愛するサリエリは、モーツァルトが受けた神の祝福を妬み、モーツァルトを葬ろうと企む・・・凡人なら誰でも、心の中に何パーセントかサリエリが存在する。その“何パーセント”の人間ドラマを、空前のスケールと名曲の数々、そしてオペラの名シーンで飾りつけながらじわじわと進めていく。観れば観るほど没頭してしまう。後味の悪いラストに繋がると判っていながらも、モーツァルトの軽やかで情熱的な旋律に乗せられて、思わず見入ってしまうという、魔法のような作品だ。 結果として数年置きに観ることになってしまう本作だが、その度に印象が変わってしまうのが、我ながらがっかりするところ。始めてみた頃(高校生頃?)は、サリエリの気持ちが辛いほど判って、「確かに神様は不公平だ!」と彼に肩入れしていた。しかし今では「凡人やってくのだってひとつの才能じゃん。何もそこまで恨まなくても・・・」なんて思ったりする。この印象の違いは、完全に年のせいだ(笑)。年食って家庭を持てば、才能より安定した生活のほうが欲しくなるのは当然だが、言い換えれば野心の喪失でもある。これかもら、この映画を観るたびに、こうやって若さを失っていることを再確認することになるのか(苦笑)。 以下、主にキャスト陣のことで触れておきたいことを箇条書きで述べておく(あまりにも書きたいことが多いので、文章にまとめられる自信がないので・笑)。 *主演のF・マーリー・エイブラハムとトム・ハルスがダブルでアカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、エイブラハム氏のほうが受賞となっている。これは初見から変わらない感想のひとつなのだが、個人的にはモーツァルト役のハルス氏のほうが受賞にふさわしいのではないのか、と思う。ピアノ演奏まで代役なしでこなしたハルスさん、あの熱演なしでこの作品は存在しなかった・・・ *今回改めてコンスタンツェ役のエリザベス・ベリッジに感動。よく肖像画などで見かけるコンスタンツェに、あまりにもそっくり。これはこれで、流石の役作り。 *80年代の映画ファンには懐かしい顔のひとつジェフリー・ジョーンズ氏、ヨーゼフ2世で登場。『ポリス・アカデミー』シリーズの嫌味役でおなじみだった。始めてみた時は、あの校長が皇帝やってるのがおかしくてたまらなかったものだ(笑)。またどこかでお目にかかりたい。 *今回初めて、ケニー・“R2-D2”・ベイカーさんが出演なさってたことを知った。今更の発見、『スター・ウォーズ』ファン失格かしら??(笑) *しかし、フランス革命時代のウィーンを舞台にしているのに流暢なアメリカ英語が飛び交うってのも、なかなかミスマッチで面白いというか・・・まあ、珍しいことでもないのだが(笑) |
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