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2008 11,24 23:31 |
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だぁいぶ前に深夜枠で放送していたのを録画して、放置すること数ヶ月(汗)。やっと鑑賞したので感想を簡単に。
公式サイト 公式サイトにある宣伝文句どおり、「贅沢な寄り道」を描いた作品。人生に失敗しっぱなしの国語教師のマイルスと、女たらしのそこそこ俳優ジャックが、カリフォルニアのワイナリーを巡るたびに出る。無類のワイン好きのマイルスは、ただひたすらワインを愛でるのを楽しみにしてるのとは逆に、ジャックは結婚式を控え、ワインツアーにかこつけて女の子と遊びたいだけ。人生の回り道(サイドウェイ)を描いた、味わい深い作品だと思う。が、いまいち好きだと言い辛い作品になってしまった。 その理由は、マイルスの「損な役回りキャラ」の度合いが、あまりに酷いと感じてしまったからだと思う。楽しみにしていたワインツアーを友人の女物色で引っ掻き回され、ジャックの散々なお願い事も全部引き受け、挙句の果てには車まで・・・。道中であって親密になったステファニーにボコボコにはされたが、結局何もなかったような顔をして結婚式を挙げることになるジャックと比べて、あまりにも損じゃないかと。ジャックはマイルス無しには何も出来ない子供。そんな友人の相手を今までの人生でしてきたのかと思うと、なんだかこっちまで辛い気分になってくる。 しかし、この作品は多分、そんな二人の織り成す「回り道」の話だから、味があるんだろうなと思う。子供みたいな男と、損な役回りで失敗ばかりの男。回り道したことで、片方はそれまでの日常に戻っていき、片方は自分の人生のあたらな一歩を踏み出す決意をする。ラストシーン、マイルスとマヤのその後を観客に期待させながらも全てを見せずに終わらしてくれたのが、なんとも憎らしいというか、嬉しい演出だった。きっとマイルスは、今までの人生で存してきた分、マヤと幸せになれるはずだ。 「ワインも人生も、熟成させて味が出る」・・・盛りを過ぎたダメ中年を主人公にしたのは、多分、そんなことを表現するためなのだろう。私が彼らと同じぐらいの年になったら、もう一度観てみたい作品である。 PR |
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2008 09,23 00:29 |
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TV放送されていたものを録画して鑑賞(放送って、いつの話だよ・汗)
公式サイト うーん、そこそこ楽しく観られたけど、思ってたより陰気くさい作品だったなぁ・・・というのが、本音の感想。まあそれも、原作のアメコミのイメージを大切にした結果なのだろうが。ネモ船長とかトム・ソーヤとか、いろんな冒険小説の主人公たちが一堂に会してアクションやるって聞いてたんで、もっとハチャメチャで楽しいのを想像していた。ちょっと肩透かしにあったような感じである。 『インディ/最後の聖戦』からこっちのショーン・コネリーが何気に好きだったりするので期待していたのだが、この作品に関しては、それほどキャラが立ってるようには感じられなかった。残念だと思う反面、やっぱり現役でいてくれるのが嬉しくてしかたがない。一時『007』のイメージから脱却するのに苦労した御仁。これからもずっと、現役でいてただきたい(そして出来れば、『小説家を見つけたら』みたいな良作に、また出演していただきたい)。 そーいえば、ボスキャラの“M”って、『007』のMからのオマージュだよね、多分。うーん、コネリーさん、かつての上司との直接対決だったのかぁ。どんな気分だったんだろうなぁ(笑) 以下、管理人・姉の「勝手にランキング」である。あ、姉の主観によるお遊びランキングなので、気に入らなくても怒らないでやってください(大汗) 「何気に一番役立たず」・・・アラン・クォーターメイン(ホントお前、何やったんだよ) 「何気に一番いい使い駒」・・・ネモ船長(船持ってるし手下もたくさん) 「何気に一番被害甚大」・・・ネモ船長(その船壊され手下も何人か死なせてる) 「何気に一番いいやつ」・・・ハイド君(こいつが一番情にもろい) 「何気に一番働き者」・・・ロドニー・スキナー(こいつがいなかったらみんな死んでるかも) 「何気に一番ヒロイン」・・・トム・ソーヤ(紅一点ミナよりよっぽどカワイ子ちゃん) |
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2008 09,10 23:20 |
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≪溜まった感想消化するぞ週間≫
消化するぞ週間も、そろそろ終わりそうだ。てか、観たくて録画したのにまだ観ていない作品もいっぱいあるんだよなぁ(汗) 公式サイト 日本の映画やドラマを積極的に観る方ではないのだが、宮藤官九郎は『タイガー&ドラゴン』を割りとよく観ていたのと、『嫌われ松子の一生』をTV録画しそびれたので、この作品だけは絶対に見逃すまい!と決めていた。にもかかわらず、HDDの操作を間違えたのか何なのか、最初の20分ほどが録画されていなかった。クドカンとは縁がないのだろうか・・・(苦笑) 面白く観られた。こういう「突っ走り系」の映画は好きである。脚本を生かす演出の数々もよかったし、役者陣の間の取り方も最高。もう、とにかくライバルを追いかけていく主人公の鬼塚が面白くて、けらけらと笑ってしまった。正直、「伝わるものが何もなかった」というレビューをあちこちで見かけ、「そりゃ私も同意だ」とも思った。でもまあ、久しぶりにクドカンワールドが楽しめたので、個人的には楽しい二時間となった。 「伝わるものがなかった」とはいえ、鬼塚がレストランで熱く語るシーンには、思わず感情移入してしまった私である。「自分の偏った趣味を呪ったよ。でも今、僕は自由なんだぁっ!」・・・判るなぁ、その気持ち。中学時代、クラス中が光Genjiに夢中になる中、一人でビリー・ジョエルのファンをやっていた。みんながドラマの話で笑う中、一人で映画雑誌を読んでいた。大学で、いろんな趣味を持つ人たちと出会って、私もやっと自由になれたと思ったのだ。 強いて言えば、自分のマイナーな趣味に孤独を感じる人にとっては、勇気付けられる話かもしれない(笑)。クドカンワールドがお嫌いじゃない方は、是非どうぞ。 |
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2008 09,07 00:28 |
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≪溜まった感想消化するぞ週間≫
どうということはない。ここのとこ溜めてしまっていた映画の感想を消化してしまおうという、それだけのこと。ただ、その為にテキトーなことしか書けなくなるので、御了承を。 まずは、リース・ウィザースプーンがアカデミー賞主演女優賞受賞となったこの作品から。お盆に帰省した折、DVDで鑑賞した。 公式サイト 告白すると、この作品を見るまで、ジョニー・キャッシュという歌手を知らなかった。一人の歌手が、不遇の環境から脱出して出世し、ドラッグにおぼれ、再生する・・・まあこれだけだとありがちなシンガー伝記映画(『Ray/レイ』とか)に感じられるのだが、何というか、思わず目の離せなくなる力強さのある映画だった。ジョニーが自らを追い込み、問いかける姿もよかったが、何より素晴らしいのはウィザースプーン演じるジューン・カーターとの恋愛ドラマ。惹かれあっているのに、ジョニーになびく事の出来ない彼女の姿は、女として共感できるものがあった。単に不倫になってしまうから、というのではなく、ジョニーの不甲斐なさ、自立心のなさなどがもどかしく、歯がゆく、いらだつ。愛してるんだけど、そんな男に自分と家族を任せることは出来ない。だから彼の気持ちに応えられない・・・共感するとともに、自立したすばらしい女性だな、と思った。二人が結ばれるまでにかかった10年の、何と重いことだろうか。日本の配給会社が勝手につけるサブタイトルは酷いものが多いが、この『君につづく道』というサブタイトルは本当によかったと思う。まさに、ジョニーがジューンに辿り着くまでの、長い長い道のりの物語だった。 ジョニー・キャッシュ役のホアキン・フェニックスの、鬼気迫る演技と吹き替えなしの演奏が、とにかくよかった。『スペース・キャンプ』で、“リーフ”の名前でデビューしていた頃を知っているので、彼の成長と出世が、まるで我がことのように嬉しい。「ルーク・スカイウォーカーになりたいんだ」とメソメソ泣いていたリーフが、こんなに立派になってくれるなんて(涙)。兄リヴァ―が急死した折、その場にいて救急車を呼んだのは、確か彼だった。やはり兄を死なせてしまった過去を持つジョニーを演じるのは、どんな気分だっただろうか・・・。リヴァーも、あのまま生きていれば、確実にアカデミー賞を狙える役者になっていたはず。これからも、リヴァーの分まで、がんばって欲しいと思う。 他、役者さんでは、ジョニーの父親役のロバート・パトリックに驚いたりした。『ターミネーター2』の液体サイボーグも、いつのまにかいい年のいい役者さんになってたんだなぁ、なんて。『Xファイル』の次の映画でも、彼が見られるのだろうか。彼演じるドゲット捜査官は好きなキャラだったので、孫が何人もいる堅物じいさんを演じた後のドゲットが、いまいち想像できなくて怖いのだが(笑)。 ジョニー・キャッシュのほかにも、エルビス・プレスリーやジェリー・リー・ルイスなど、日本でもおなじみのシンガーが多数登場する本作。音楽好きの方にも非常にお勧めである。機会があったら是非ご覧になっていただきたい力作である。 いい加減なこと書いてお茶濁すつもりだったのに、思わず長文になってしまった・・・いや、次からは本当にいい加減になります。 |
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2008 08,25 22:05 |
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こちらも、7月にTV放映されていたのを鑑賞したもの。今更の感想で、きちんと書けるかが心配だが、折角観たので記録代わりにでもなればと思って。
Yahoo!映画紹介ページ お下劣なシーンの数々に顔をしかめながらもたっぷり二時間楽しめた。王道といえば王道を行くストーリーだが、オリジナリティに溢れた意欲作だと思う。ラストにシュレックとフィオナ姫が結ばれるのは判っているので安心感がある。おかげで、アクションシーンやキャラ同士の掛け合いを、何の心配もなく堪能できた。子供向け、と言い切るにはちょっとダークな描写もあるので、童心に返りたい大人、捻りの効いた世界観を楽しみたい人にいいのではないかと思った。 個人的には、おとぎの国の主人公たちも、それぞれ事情を抱えて生きているんだなぁ、と感じられた冒頭が気に入ってたりする。しゃべれるロバなんて気持ち悪い、とか。ああ、なるほど現実世界じゃそうかもしれないな、なんて、思わず感じ入ってしまった(笑) 日本語吹き替えは、なかなかいいキャスティングだったと思う。話題性ばかりでどうしようもない吹き替えも多いというのに。シュレック役の浜ちゃんが、流石のベテラン芸を見せてくれたという感じで気持ちよかった。どっから聞いても浜ちゃんの声なのに、ちゃんとシュレックのキャラになっていて。 機会があったら、絶対続編も観ようと思う。 |
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