2024 05,06 17:19 |
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2009 10,12 02:35 |
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またもやお久しぶりしてしまいました。留守にしていた間、妙な書き込みとかもされて不愉快なので、またこまめに書き込んでいこうかと思います。とにかく「質より量」を選びたいので、いあなぁぁりいい加減な感想増えると思います。ご了承ください。
手始めに、昨日TV放送されていたこの作品。 goo映画の紹介ページ お、面白かった・・・ 前にこのブログで『ワールド・イズ・ノット・イナフ』の感想を書いた際、007シリーズの良い所を「完全無欠のジェームズ・ボンドが主人公なので、どんなに窮地に陥っても必ず最後はかっこよく勝利してくれるのが保障されていること」とした。が、今回の作品は、そんな安心感など全くなく、はらはらしながら最後まで楽しく見ることが出来た。 「007」に昇格したばかりのボンドが主人公の本作。ダニエル・クレイグのボンドは、それまでのボンドたちと違い、スマートさよりも肉弾戦向きの熱血漢な印象が残る。何事にもクールでいい女を見れば口説き落として必ずエッチするボンドではなく、未熟さゆえ失敗もし、傷ついたヒロインには寄り添うだけでなぐさめる、そんな、人間くさいジェームズ・ボンド。そして最後は裏切られ、傷つき、立ち上がり、真の「00ナンバー」としての道を進み始める・・・。“ビギニング・オブ・007”と呼ぶに相応しい作品。それまでの完全無欠のボンド氏しか見たことのなかった私には、新鮮で魅力溢れる映画となった。 ただ、やはり往年のボンドファンには納得のいかない部分のほうが大きい作品だろうとは思う。ダニエルボンドは常に血まみれ汗まみれ。やっとエレガンスなカジノ・シーンで往年のボンドを思わせるような雰囲気も出てきたと思いきや、賭けに失敗して大呆然。挙句女の遺体を抱いてむせび泣く。おまけにいつもの秘密道具はまるきり出て来ない(笑)。でも、正直これも時代の流れだろう。子供でも携帯電話で通信できる時代に、仰々しい道具で入れ歯男と死闘を繰り広げるような映画など、小学生ですら見てくれるかどうか。ボンドがかっこいいのは皆知っていることなので、今後はその人間像に肉付けしていく作業を鑑賞していきたいものだ。 ともかく、それまでの007シリーズを「ぶっこわしちゃってる」、大胆で挑戦的な映画だった。ダニエル・クレイグは想像以上の好演。往年の名優たちが演じた後に、これほど「ぶっこわれた」ボンドを演じるのはさぞかし大変だったろう。よくプレッシャーに負けずに新しいボンドを生み出してくれたものだ。演出は、オーソドックスなカット編集でアクションを見せてくれたかと思いきや、ボンドの心理的負荷のシーンでは手持ちカメラで不安定な感じを出してみたりと、色々こだわりがあって楽しめた。 正直に言うと、『007』シリーズでここまで熱くなるのはこれが初めてだったりする。今後もダニエルボンドから目が離せない。 PR |
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