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2007 10,18 22:20 |
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前に、劇場まで鑑賞しに行った作品が、昼の時間帯にTV放送されていた。この時間帯のテレ東は、時にびっくりするぐらいいい映画を放映してくれるから嬉しい(笑)
goo映画紹介ページ 派手さは無いが素晴らしい。一言で言えばそんな映画だ。後にNASAのロケットエンジニアとなるホーマー・H・ヒッカム・Jrの自伝小説を映像化した作品。内容としては『リトルダンサー』、雰囲気で言えば『アメリカン・グラフティ』、と言ったところ。要するに、決して真新しい感じの作品ではない。でも、派手さが一切無い分、監督のこだわりを素直に感じる、そんな作品である。 ウエスト・ヴァージニア州の炭坑の町で、スプートニクの打ち上げに触発され、ロケット作りに夢中になる4人の少年。彼らは周囲から嘲笑される中、時にぶつかり合いながらも、ひたむきにロケット製作に明け暮れる。こんな青春、こんな親子愛が実話が元になっているというのにまず驚かされる。特に、ホーマーと父親のぶつかり合いと和解の過程に心打たれた。終盤、涙が止まらなかった。その感動の物語を埋めていくのは、さりげないカメラワークやアングルの、象徴的な演出の数々。とても誠実な作り方の映画だと思う。 ホーマーと父親が和解するまでの過程も大好きだが、一番気に入っているのは、フォン・ブラウンにあこがれるホーマーが、知らずのうちにブラウン自身と握手をしていたというシーン。ホーマーのその時の驚きを思うと、こちらまで胸躍ってしまう。この部分も実話が元なのだろうか。そうあって欲しいものだ。 ビデオ(だったかな?)が発売された当時、『遠い空の向こうに/ロケット・ボーイズ』とサブタイトル新たにつけられていた。「なんでこんな余計なタイトルくっつけたんだ?」とその時は思った。が、この記事を書くために調べていて、この作品の原題「October Sky」は、原作タイトル「Rocket Boys」のアナグラムだったというのを初めて知った。脚色には、ホーマー・ヒッカム自身も加わっているようなので、おそらくはこのアナグラムもヒッカム氏が作ったものなのだろう。8年越しの発見に、感動も新たになった。未見の方は、レンタルで是非! PR |
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2007 07,10 00:11 |
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聞くも懐かしいこのタイトル。先日TV放送されていたのを、家事の片手間に鑑賞。劇場まで観に行った当時の感動を思い出した。
goo映画紹介ページ ハーレイ・ジョエル・オズメント少年を世界に送り出した名作。私にしては珍しく、友人の付き合いで観に行った作品(普段はいつも一人。もしくはつき合わせている・笑)。作品に関する予備知識もなく、まるで期待せずに観に行った為か、娯楽映画としてはこの上なく素晴らしい作品として記憶に残っている。 ブルース・ウィリス演じる精神科医マルコムとコール少年が次第に打ち解けあう姿に心を打たれ、制作者の意図どおり、ラストに衝撃を受けた。正直、この作品が「サスペンス・ホラー」として宣伝されているのが悔しくてたまらない。一風変わってはいるが、親子間、夫婦間のすれ違いも盛り込まれている、出来のいい人間ドラマではないか。ものすごく噛み砕いて言うと、この映画に盛り込まれているのは「話し合う」ということ。マルコムとコールもそうだし、コールと幽霊たちもそう。そしてコールと母親、マルコムと妻。結局、みんな「話し合う」ことで何かしらの救いが与えられている。 とは言え、この作品で最も語るべきなのは、勿論ハーレイ・ジョエル・オスメントの存在。霊を見ることが出来るが故の恐怖や苦悩を、痛々しくなるほどリアルに演じてくれていた。この映画を観て「子役が子供でいい時代は終わったんだな」としみじみ感じたものだった。アカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、受賞となれば史上最年少のウィナーになるはずだったのに。受賞を逃したと知ったときは本当に悔しかった。余談だが、この時受賞となったマイケル・ケインとは、数年後『ウォルター少年と、夏の休日』で共演している。ちょっとした皮肉を感じたのは私だけか?(笑) 若干編集にゆるさも感じるが、まあ、それもあまり気にならなくなるぐらい、私は感動してしまった。ホラー嫌いのこの私が、「あまりホラーっぽくない」と感じているので、ホラーだと思って敬遠してる方に、一度試していただきたい作品だ。 |
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2007 01,18 23:35 |
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このところ劇場にも行けず、自宅で映画鑑賞する時間もなかった為、ネタに困って更新停滞気味になってしまっていた。本日、学生の頃ビデオで観た『クリムゾン・タイド』がTV放送していたので、感想など書いてみる。
Yahoo!映画紹介ページ この作品は自分で選んだわけではなく、鑑賞当時付き合っていた彼氏に家に持ってこられ、言うなれば無理矢理見せられたものだった。軍隊ものは得意ではないので敬遠していたが、どうしてどうして、観始めると段々のめりこんでいってしまう。軍隊映画というより、ものすごく出来のいいヒューマン・ドラマに仕上がっていた。 ジーン・ハックマン演じる実戦慣れしたベテラン艦長と、デンゼル・ワシントン扮する新米副官が、核ミサイル発射命令をめぐって対立する。緊迫感と緊張感に溢れた二人の演技とトニー・スコットの演出がたまらなくいい。物語の背景説明もほどよい。ラストに、「これは、アメリカの軍隊と名のつく組織が抱えた永遠のジレンマだ」という台詞が出てくるのだが、この作品は、まさにその“ジレンマ”そのものに焦点を当てている。つまり、戦争そのものを扱っているわけではなく、勿論お涙頂戴の物語でもない。その類の映画が苦手でこの作品から遠ざかっているという方がいらっしゃるのなら、実にもったいないと思う。緊迫感と重みのある人間ドラマを楽しみたいという方には、是非観ていただきたい作品だ。 ひとつ意地悪なことを言わせてもらえばデンゼル・ワシントン。若いのに貫禄がありすぎて、いまいち実戦経験のない新米副官に見えない(笑)。まあ、相手役がジーン・ハックマンなので、下手な俳優使えなかったということなのだろうが。 |
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2006 12,04 22:29 |
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TV放送されていたのを流し観した。まあ安定感のある作品だからだろうか、結構TV放送も回を重ねている気がするのだが。
Yahoo!映画レビューページ 特に好きとか印象に残ってると言うわけでもないのだが、ブログに書くネタに困ってるので、感想書いてもいいかなぁ、ぐらいには面白い映画だと思う。実は007シリーズは熱心に観てるわけではない。歴代ボンドの作品は1,2本ずつぐらいは観てるはずなのだが。このシリーズのいいところは、完全無欠のジェームズ・ボンドが主人公なので、どんなに窮地に陥っても必ず最後はかっこよく勝利してくれるのが保障されていることだ。しかも適度にアクションシーンも楽しませてくれるので、観ていて安心感があるし飽きもしない。劇場まで観に行きたいと思ったことはないが、TVで放送されていれば必ず目を通してしまう、という作品だ。 この『ワールド~』は、ボンドの上司“M”の出番が多いのが嬉しいところ。お気に入りの名優ジュディ・デンチが演じているからだ。『恋に落ちたシェイクスピア』では、たった8分の出演でアカデミー助演女優賞をさらった彼女。ボンド氏に劣らぬ存在感が素晴らしい。 それにしても、このシリーズが公開されるたびに「東西冷戦が終わった現在、ジェームズ・ボンドにホントに職はあるのか?」と、要らぬ心配をしてしまう。『消されたライセンス』は友情がらみの話にしてみたり、最新作『カジノ・ロワイヤル』ではボンド氏の過去の話を展開してみたりと、製作サイドの苦しい声が、聞こえてきそうな気がするのだが(苦笑) 最新作ではダニエル・クレイグがかなり評判のいいボンドを演じてるとのこと。ユアン・マクレガーが6代目ボンドの候補に挙がっていたのは有名な話。彼のボンドだったら劇場まで観に行きたいと思っていたかもしれない。初代ショーン・コネリーと同じスコットランド出身なので、比較するのも面白かっただろうに。この際身長がコネリーに遠く及ばないのはご愛嬌ということで(汗) |
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2006 10,13 23:07 |
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あまり間が空いてしまうのもつまらないので、私が愛するアルフォンソ・キュアロンの『リトル・プリンセス』のことでも、簡単に書いてみようかと。
Yahoo!映画レビューページ 驚いた!!キュアロン、男の子だけじゃなくて女の子もあんなに生き生き撮れるんだー!!・・・というのが初見の感想。『天国の口、終わりの楽園』や『ハリポタ/アズカバンの囚人』で青年を描かせたら素晴らしい監督なのは知っていたが、まさか女の子の話でもあんなに魅せてくれるなんて!『小公女』って段階でどうしても辛くて倦厭していたが、キュアロンの為だけに頑張って目を通した。観てよかった。最初から最後までキュアロン・マジック炸裂で、本当に楽しかった!前にもこのブログで書いたが、一人の監督さんをここまで妄信的に愛してしまうのは、エイドリアン・ライン以来だ(その前はヴォルフガンク・ペーターゼンだ)。 しかし、この映画を素直に好きになれるかと聞かれたら、それはノーだ。途中までは皆が良く知ってる『小公女』だが、終盤の、ハリウッド的ご都合主義が過ぎるんじゃないの?っていう脚色がどうも・・・特にセーラの絶望の叫び・・・キュアロンの力か、セーラ役の女の子の演技が素晴らしかったからか、あまりにも生々しくて、観てられなかった・・・。原作以上のセーラの苦悩が、とても辛い。キュアロンの見せ方が上手い為、目を覆いたくなるほどだった。 これを観て、思ったことがひとつ。「アルフォンソ・キュアロンが『リトル・ダーリング』をリメイクしたらどうなるか?」・・・かなりそそられる。 というわけでキュアロンさん、いかがでしょうか?(笑) |
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