2024 05,19 05:33 |
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2007 01,18 23:35 |
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このところ劇場にも行けず、自宅で映画鑑賞する時間もなかった為、ネタに困って更新停滞気味になってしまっていた。本日、学生の頃ビデオで観た『クリムゾン・タイド』がTV放送していたので、感想など書いてみる。
Yahoo!映画紹介ページ この作品は自分で選んだわけではなく、鑑賞当時付き合っていた彼氏に家に持ってこられ、言うなれば無理矢理見せられたものだった。軍隊ものは得意ではないので敬遠していたが、どうしてどうして、観始めると段々のめりこんでいってしまう。軍隊映画というより、ものすごく出来のいいヒューマン・ドラマに仕上がっていた。 ジーン・ハックマン演じる実戦慣れしたベテラン艦長と、デンゼル・ワシントン扮する新米副官が、核ミサイル発射命令をめぐって対立する。緊迫感と緊張感に溢れた二人の演技とトニー・スコットの演出がたまらなくいい。物語の背景説明もほどよい。ラストに、「これは、アメリカの軍隊と名のつく組織が抱えた永遠のジレンマだ」という台詞が出てくるのだが、この作品は、まさにその“ジレンマ”そのものに焦点を当てている。つまり、戦争そのものを扱っているわけではなく、勿論お涙頂戴の物語でもない。その類の映画が苦手でこの作品から遠ざかっているという方がいらっしゃるのなら、実にもったいないと思う。緊迫感と重みのある人間ドラマを楽しみたいという方には、是非観ていただきたい作品だ。 ひとつ意地悪なことを言わせてもらえばデンゼル・ワシントン。若いのに貫禄がありすぎて、いまいち実戦経験のない新米副官に見えない(笑)。まあ、相手役がジーン・ハックマンなので、下手な俳優使えなかったということなのだろうが。 PR |
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