2024 05,19 16:54 |
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2006 09,02 23:58 |
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日本にも熱心なファンが多く、「外れなしのイーモウ」の名を欲しい侭にしていた監督さん。勿論私もファンの一人。
Yahoo!映画プロフィールページ 中国映画界が宝とする監督さんの一人。日本では確か、『初恋の来た道』ぐらいから名前が通るようになったのではなかったろうか。イーモウの作品は、湧き上がるような情感と美しい風景描写に溢れている。思わず大号泣するような感動作も多いが、その感動が、全然押し付けがましくないところが良い。涙がとにかく自然であたたかい。それはイコール、イーモウ監督の人間を見つめる眼差しの温かさなんだと思う。 今まで、彼との出会いは『初恋の~』だとばかり思っていたが、この記事を書くに当たって改めて代表作を確認したところ、1991年の『紅夢』が最初だったことが発覚した。あの映画もイーモウ作品だったのか。どこかで、『紅夢』は反社会的だと中国国内で叩かれ、正当な評価を受けなかった、というようなことを聞いた気がする。替りに海外で評価が高かったらしいが。そんなイーモウが、今ではオリンピック誘致映画を製作してるのだから、皮肉といえば皮肉だ。 彼の作品ですぐに思い浮かぶのは『HERO』『Loves』だと仰る方も多いだろうが、個人的に、あの二作品はイーモウ作品としては下から数えたほうが早い映画となっている。外れなしのイーモウが初めて外した、と言っても過言ではないとすら感じている。最も、『初恋の~』や『あの子を探して』『活きる』などと比較してしまう私が一番いけないのだが。イーモウ作品への思い入れが強すぎるせいで、あの二作品の本当の魅力が見えてこないのだろう。自分のせいだとはいえ、非常に残念だ。 今年初めに公開された『単騎、千里を走る』は、久しぶりに私の大好きなイーモウが観られて、本当に幸せだった。個人的には、また『活きる』や『単騎~』のような作品を作ってくださることを希望するが、幅広い活躍も願ってやまないのも本当だ。 PR |
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