2024 05,19 12:02 |
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2006 05,18 00:58 |
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大学で「アメリカ大衆文学史」を選択していた時分授業で観て、以来虜になってしまったこの映画は、私を本格的にミュージカル映画にはめた作品でもある。
Yahoo!Movie紹介ページ ミュージカルの金字塔と言われるこの作品の見所は、何と言ってもラストの20分近くに渡るダンスシーン。私の大好きなガーシュウィンの同名曲に乗って、ルノワールやロートレックの絵画をモチーフにしたセットの中を、ジーン・ケリーが踊りまくる。圧巻の一言だった。ストーリーそのものは他愛もないものなのだが、全てがラストのダンスシーンの為の“フリ”なのだからと、納得がいってしまうのだ。 ミュージカルシーンのクオリティーの高さや、ラストの突飛ながら幻想的なダンスシーンなど、この映画について語りたいことは山のようにある。その中で一番力をいれて語りたいのは、「この映画は、製作者の魂を感じる」ということだ。とにかく画面から、「俺たちは、こういうものが作りたかったんだ!」というのがひしと伝わってくる。ミュージカルにしろそうでないにしろ、そんな作り手側の魂を感じる作品に出会える喜びは、映画ファンなら共通のものではないだろうか。 この作品を観て以来、ミュージカルを選んで見ることも多くなった。ジーン・ケリーは今では尊敬する役者の一人。映画『レオン』でジャン・レノが映画館で彼の主演作『いつも上天気』を観ているシーンには妬ましさすら感じた。『いつも上天気』は日本ではDVD化されておらず、ビデオも廃盤になってる可能性があるからだ。観たい。ものすごく観たい。どうにかして観る術はないだろうか。 PR |
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