|
2026 05,02 07:10 |
|
|
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
|
|
2007 06,17 17:01 |
|
|
シネマライズでの公開が終わってしまい、もう観られないと思っていた話題作だったが、恵比寿ガーデンシネマでアンコール上映してると知って、無理に時間を作って観に行った。
公式サイト 製作国=ドイツ 姉の評価=★★★★★ 素晴らしかった・・・本編終了後、じんわりとした温かな感動に包まれて、エンドクレジットが終わるまでスクリーンから目を離すことが出来なかった。旧東ドイツの闇の歴史を綴ると共に、一人の純粋な人間の物語も魅せてくれる。歴史映画としても、人間ドラマとしても、重厚で見応えのある映画だったと思う。 主人公のヴィースラーは国家保安省(シュタージ)局員。シュタージとは秘密警察のことである。彼は国家の為に非人道的な尋問も当然のように行う人物だが、ある劇作家とその恋人の女優を24時間監視する任務についたことにより、世界を変えられる。当初ヴィースラーには、愛と友情に恵まれた二人への羨望があった。しかしいつしか彼は、自分が忠誠を誓った国家権力によって引き離されようとしている恋人たちに感情移入してしまう。ヴィースラーは彼らを思い、自分の出来る方法で守ろうとする・・・。ラスト、ヴィースラーに訪れた、ささやかだけどかけがえのない幸せに、涙が止まらなくなってしまった。善意と言うものは、どんな形であれ最終的には幸せを生むんだな、と改めて思った。英雄でも正義の味方でもない、「善き人」を描いた映画だった。 映画の見せ方としては、初盤ちょっとダラダラする部分もあったが、その分終盤の息つまる展開には見せられた。とても初監督の作品だとは思えない。ヴィースラー役のウルリッヒ・ミューエの演技も、派手さはないんだけと説得力に溢れていてよかった。始まったばかりの時は絵に描いたようなシュタージだったのが次第に人間味溢れる表情を見せ始め、ラストの喜びの表情に上手くつなげてる。原題の“DAS LEBEN DER ANDEREN”はどうやら「他人の生活(人生?)」という意味らしい。原題とかけ離れた邦題だが、非常に納得のいくタイトル。そう思える邦題に出会えたのは久しぶりだ(『チョコレート』以来だ)。作中、「善き人のためのソナタ」が多く流れたわけではなかったが、非常に象徴的な役割を果たしてくれていた。 それにしても、ドイツはいつの間にか、こういう映画を作れる時代になったんだな、と思った。『グッバイ、レーニン!』の時も同じようなことを思ったが。東西分裂の傷から、ほんのちょっとずつ、確実に立ち直っているということだろうか。 シュタージが題材のひとつとなっているので敬遠する方もいらっしゃるかもしれないが、直接的に残酷な描写はないのでその辺りはご安心を(笑)。劇場での公開は終了してしまうが、DVDになってからでも是非ご覧になっていただきたい。 PR |
|
|
2007 06,11 00:47 |
|
|
本当は『主人公は僕だった』を観る予定だったのだが、行った先の劇場での上映が前日までだったと聞かされ、仕方なくこちらを観た。
公式サイト 製作国=アメリカ 姉の評価=★★★★☆(白星は★0.5) とっさに選んだにしてはかなり楽しめた。監督は『メメント』のクリストファー・ノーラン。『メメント』は恐ろしく斬新なストーリー展開を見せてくれ、難解ながらも引き込ませるものがある、とても魅力的な映画だった。今回の作品も、一見ばらばらな時系列でストーリーを進めてゆき、終盤に差し掛かった頃に、その全てがパズルの完成図のように見えてくるという演出で、観客を魅了してくれた。 マジシャンを目指す二人の親友。彼らはマジック中の事故から袂を分かち、互いを恨みあう関係に。それはいつしかマジックの腕への妬みに変わる。マジックへの執着のあまり、二人はいつしか自ら破滅への道を歩み始め、しまいには、到達してはならない領域に、足を踏み入れる・・・マジックに人生までも蝕まれる主人公二人が不気味なのに、ばらばらに語られた時系列がどう繋がるのか気になって、スクリーンから目が離せなかった。娯楽映画としてはかなり質の高い作品だと思う。 しかしながら、どうしても満点にはならなかった。その理由は簡単。オチが理解できなかったからだ。(ネタバレの為反転)何なんだ、あのテスラの装置は??実を言うと、あの瞬間移動の謎がどうしても理解できなかった。鑑賞後、一緒に観に行った旦那に「あの装置で次々と自分のコピー作って、ショーの毎にかたっぽ水死してたんだよ」と説明されて、やっと判ったほどだった。だってテスラって、あのテスラコイルのテスラでしょ??実在の、しかも現代科学への貢献度の高い人物が、そんなSFみたいな装置作ってるだなんて、たとえ映画の中ででも有り得ると思えない。それまでのストーリーが、人間ドラマとしてもマジックのネタとしても比較的リアルだった分、そんな胡散臭い装置の存在が自分の中で浮いてしまって。(ネタバレここまで)あのオチについては、正直まだ納得いってないというのが本音である。 まあ、その辺りはあくまでも私の個人的な屁理屈である。気にならない方には全くどうでもいい話だろう。読み解き系の映画が好きな方は、かなり楽しめる映画のはずである。 役者さんの話をすれば、マイケル・ケインが良かったと思う。見応えは充分なので、またにはちょっと変わった作品が観たいという方にはオススメである。 |
|
|
2007 05,26 23:48 |
|
|
というわけで、念願の鑑賞となった。
公式サイト 製作国=アメリカ 姉の評価=★★★★☆(白星は★0.5) いやぁ・・・いっぱいいっぱいです。胸もいっぱいお腹もいっぱい、ついでに時間もいっぱいいっぱいって感じだ。今回の作品は“スパイダーマン”というより“ピーター・パーカー”と言った方がいいかもしれない。ピーターの人間的成長が主軸で、スパイダーマンのお話は、その付属みたいなものだ。勿論それはそれで楽しませてもらったし、アクションシーンは期待通りの迫力で大満足なのだが、『2』ほどの見応えは感じなかったなぁ、というのが本音。ものすごく好きな作品の完結編なので、辛口の評価をして上記の通りの採点としてみた。 ★0.5減の理由は、やっぱり詰め込み感だと思う。敵三人というのはちょっと多すぎる。(ここよりネタバレの為反転)黒スパイダーマンに砂男にゴブリン・ジュニア・・・そんなにはいらないだろう。その為、ハリーとの関係修復がかなり唐突に感じられてしまった。あんなに父親に拘束されていたのに、執事のじいちゃんの一言でそんなに変わってしまうのかと。ハリーとの友情の物語はMJとの関係と同じぐらい重要なのだから、もうちょっとその辺描いてほしかったな、と思う。しかもあんなにあっさり死んでしまうなんて・・・。(ネタバレここまで)その他は特に文句をつけるところもないので、そこだけが残念でならない。 今回の重要なキーワードは「許す」。最終的に、皆が皆、誰かを許している気がする。ピーターも、ハリーも、MJも・・・。許しあえることで、人間は成長し前進できるんだな、と。この話を、“スパイダーマン”ではなく、“ピーター・パーカー”の物語として幕引きをしたサム・ライミ監督は、ある意味勇気があると思う。 個人的に、作品のあらゆるところに散りばめられたドリフのコント的なユーモアにも拍手を送りたい。そのあたりの、サム・ライミの要望に見事に応えてくれたトビー・マグアイアやキルスティン・ダンストは、本当に素晴らしいと思う。三部作の長丁場、キャスト、クルーの皆様に、お疲れ様、と、感謝を込めて伝えたい。 |
|
|
2007 05,13 00:09 |
|
|
今年度のアカデミー賞であれやこれやと話題になった作品を、やっと観てきた。
公式サイト 製作国=アメリカ 姉の評価=★★★★★ 久しぶりに、「この映画に出会えてよかった」と思える作品に出会えた。胸いっぱいである。日本では「アカデミー賞ノミネート」と「ブラピ主演」のイメージが先行してしまっている感があるが、これらのイメージで「感動大作」だと思って観に行くと、がっかりしてしまうかもしれない。私自身、まず第一の感想は「ハリウッドは、よくこんな前衛的な映画を作品賞にノミネートしたなぁ」だった(笑)。数年前だったら、この手の作品がノミネートされることすら考えられなかっただろう。 この作品のタイトルの「バベル」とはずばり、あの旧約聖書の「バベルの塔」のことである。まず、この「バベルの塔」の話を知らなくては、この作品のよさは半分も伝わらないかもしれない。かつて神は人間たちの尊大さに怒り、言葉を乱して互いに意志が通じ合わないようにした。しかし現代社会では、言葉以外にもあらゆる「バベル」が存在する。偏見、格差社会、聾唖、行政の建前、外交の建前、親子間のすれ違い、夫婦間のすれ違い・・・。それらの「バベル=コミュニケーション不全」を一見無関係に思われる3つの国での出来事を通じて描いている。作品の視点もよかったし、脚本も素晴らしかった。そして作り手からのメッセージをあちらこちらに感じる、演出の数々も。 私は特にラストシーンが好きだ。「人間、裸になってぶつかり合えば、たとえバベルの塔の中でも通じ合えるかもしれない」という、理想と希望を感じ、胸が熱くなった。スパッと判りやすく終わってくれる映画もいいが、こういう含みのあるラストの映画のほうが好きな私である(笑)。ラストとは別パートのモロッコ人親子やアメリカ人夫婦の結末にもその含みがあって、あのラストシーンがその全てを象徴している、というのもニクいところだ。 極めて個人的なことを言えば、もっと娘に優しくしなければ、などと考えた。1歳7ヶ月。自分の意思はあるのに、それを言葉で伝えられないお年頃の彼女は、大人には計り知れないほど巨大なバベルの塔に住んでいるんだろうな、と。だからもどかしくて辛くて、泣き叫ぶのだろう。まあ、そんなセンチメンタルに思っても、明日にはすっかり忘れて、また泣かれたら怒鳴り散らす日々が来るのだろうが(苦笑) メキシコのパートに出てくるヒゲ君、どこかで見たことあるなぁ、カッコイイなぁ、なんて思っていたら、エンドクレジットでガエル・ガルシア・ベルナルだったことを知った。その辺り、ちょっと得した気分である(笑)。スパッと終わらない映画が苦手な方や感動大作を期待する方にはオススメできないが、群像劇がお好きな方は結構楽しめるのでは?と思った。私の中ではアカデミー作品大賞である。 |
|
|
2007 05,06 00:14 |
|
|
つい先ほどTV放送終了。 何度も書いた気がするが、邦画は基本的に劇場で観ないので、話題作がTV放送されているのはなるべく見逃さないようにしている。
Yahoo!映画レビューページ 原作は未読。まあ面白かったし感動もしたが、「一杯一杯感」はどうしても否めない。とにかくストーリーをこなすのに精一杯と言う感じで、消化不良を感じるシーンも多々あった。中には説明しすぎていないのが良いと仰る方もいるかもしれないが、正直私には物足りない。ワタルがビジョンに入るまでは「このくだりはこのぐらいのテンポの方がいいかもね」と思っていたのだが・・・ とは言え、正義とか勇気とかが、一筋縄ではいかない、複雑な感情で語られているのはすごく良いと思った。特にワタルが自分の闇と戦ってるあの部分。いい感情も悪い感情も全部含めて自分自身だと受け入れるのって、それほど簡単なことではない。でも、このプロセスがあったからこそ、ラストの彼の選択がただの奇麗事ではないものになっている。この辺りはきっと、原作のスピリットを大切にした結果だろう。 映像は宣伝どおりの素晴らしさだった。もう、一枚一枚セル画を書いてアニメ作る時代は完全に終わったという気がした。それはそれで寂しいが。 大泉洋扮するキ・キーマが、「なまら怖い」などとのたまったのにわざわざ反応してしまった自分がちょっと情けなかった。こういうお遊び的な脚色や演出は、どんな映画でも大歓迎なのだが(笑)。 |
|
| 忍者ブログ [PR] |



