2024 09,21 18:58 |
|
2008 03,12 00:33 |
|
観て来た!愛しのヘイデン・クリステンセンの最新作!
公式サイト 製作国=アメリカ 姉の評価=★★★☆(白星は★0.5) 個人的には、ヘイデンを大スクリーンで拝めたというだけで大大満足なのだが・・・映画としての評価は、まあこれぐらいが限界といったところだろうか。某レビューで散々叩かれてるのを読んでから観に行ったおかげか、それほど酷い作品にも思えなかったが、やはり全体的な完成度の低さは否めない。アイデアが良い分、残念な仕上がりともいえる。 瞬間移動能力のある主人公デビットと、彼ら“ジャンパー”の抹殺を図る組織パラディンの戦い・・・まあ、簡単に説明するとそんな話。確かに脚色は雑だし、人物描写はいい加減だし、キャラの行動の動機付けは薄いし、見せ場作りに失敗してるし、と、散々な映画ではある。だが、初盤で「それはそれ」と簡単に割り切ることの出来た私には、かなり面白い映画になった。ニュアンスは違うが、ミュージカル映画などで何の脈絡もなく突然歌いだしても、「それはそれ、これはこれ」と、瞬時に脳みその切り替えが出来てしまうのと、感覚としては似ているかもしれない。 以下、ネタバレを交えながらの感想になります。 この作品で一番気に入ったのは、実は主人公デビットの、ダメ人間っぷりだったりする。(ネタバレここから)デビットは15歳のとき自分のジャンプ能力に気づき、「これさえあれば、一人で生きていけるじゃん」と家出する。銀行の金を奪って贅沢三昧。気がつけば、15歳の単純発想そのままで成人し、やりたい放題わがまま放題のダメ人間に。盗んだ金で初恋の君を海外旅行に連れ出し、パラディンに追われれば逃げるばかり。しかも彼女が捕まって奮い立つと思いきや、ジャンパー仲間に付きまとって「一緒に助けに行こうよ~」・・・フィクションとは言え、よくもまあ、ここまでダメな人間を作り上げたものである。ここまでやってくれれば、むしろ爽快であり、変にヒロイズムを打ち出すような作品より、よっぽど好感が持てる(笑)。これは私にとって、作品のアイデアと、ジャンプシーンの爽快感と、主人公デビットのダメ人間ぶりを楽しむ作品だったんだなぁ、と改めて思った。 ただ、ヒロインのミリーの描写だけは、どうしても割り切れない部分もあった。ラスト、どうしてデビットとよりを戻したのか、彼女の心理がまるで理解できない。あんな危険な目に逢わされて、しかもそこには何の大義名分もないのに・・・。と言うか、私だったら、盗んだ金で豪華海外旅行に連れ出された段階でアウトである。例え外身がヘイデンでも、私ならあんな男嫌だけどなぁ・・・(ネタバレここまで) ヘイデンに関して言えば、思っていたよりも彼のキャラが立っていなくて非常に残念だった。むしろ、『スター・ウォーズ』のほうが、彼のキャラクターが生かされているぐらいだ。この部分だけは、どうしてもダグ・リーマンを許せない(まさかルーカス以下だなんて・・・)。グリフィン役のジェイミー・ベル、名前に聞き覚えあるなぁ、と思っていたら、何と『リトルダンサー』のビリー・エリオットだったのね!迂闊(汗)。『リトルダンサー』のイメージが強いので、生き残れるか心配だったが、順調に子役から脱出してるようで安心した。 ★3つでもつけすぎかも、と思いながら、ヘイデンへの贔屓点も込みで3.5。もうこれ以上はつけられない(苦笑)。続編は、監督が変わるなら観に行きたいと思う。 PR |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |
忍者ブログ [PR] |