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2026 05,13 14:35 |
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2006 05,03 23:34 |
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『コーヒー&シガレッツ』以来、意識するようになったジム・ジャームッシュ監督の作品。
公式サイト 製作国=アメリカ 姉の評価=★★★★☆ 一言で言えば「好き」な映画である。ビル・マーレイとジャームッシュはかなり相性がいい。またこのコンビの映画が観たいと、終わった後に素直に思えた。ドンとかつての恋人たちが再会するたびに、そこに漂う空気がリアルで、滑稽で、たまらない。ストーリーだけ読むと親子人情物語に感じるかもしれないが、そういう狭い枠の話ではない。一人の男が過去に翻弄され、結果何を見たのか・・・ジャームッシュらしいメッセージを感じるラストに、「やるなぁ」とニヤッとした。挿入歌の選曲も最高。 ただ、熱心なジャームッシュファンの間では「最高傑作」と言われているようだが、個人的には『ナイト・オン・ザ・プラネット』ほど印象の残る感じではない、と言うのが本音。また、ジャームッシュ作品に馴染みのない方にははっきり言って厳しい作品かもしれない。映画そのものを見慣れていない方には消化不良を起こさせる可能性もあるだろう。その辺を考慮して、★をひとつ減らしてみた。 とにかく、ジャームッシュ独特のフィルム作りと、ビル・マーレイのかもし出すユーモアと温かみを同時に味わえる良作。次回作も、是非マーレイとのタッグでお願いしたい。 PR |
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2006 05,01 22:52 |
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「恋に落ちる」対象というのは、身近な相手に限ったことでは決してないと思う。
例えばスクリーンの向こうの俳優さんや女優さん。小説や漫画の登場人物。ショーウィンドウに飾られたバッグやドレスやネックレス。心を惑わされ、心から欲さずにいられない・・・それが「恋をする」という感情。そしてそんな切ない思いを抱かせる相手を「恋人」と呼ぶなら、目下私はアルフォンソ・キュアロン監督に恋煩いしてる最中だ。 Yahoo!Movieプロフィールページ 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』の監督として世界的に知られることとなったが、私と彼との出会いは『天国の口、終わりの楽園』だ。二人の若者が、青年から大人になる過程を、輝かしく、苦々しく描き出した本作は、それまで全く経験したことのない映画だった。「青春の最後の一瞬」を、あんなにも露に、痛々しく表現した映画を、私はそれ以前に知らない。この映画のエンドクレジットが流れ始めた時、既にキュアロンの名前は、私の心の中で永遠のものになっていた。 そんな彼が『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』の監督に抜擢されたことを知ったのは、恵比寿ガーデンプレイスのロビーで、『天国の口~』のパンフレットを立ち読みした時だった。前触れもなくカウンターパンチを食らったような気分だった。何故キュアロンに『ハリー・ポッター』のオファーなどが行ったのだろう。どうしてキュアロンはこのオファーを受けてくれたのだろう。全てが謎だったが、クリス・コロンバスの前二作に失望気味だった私の鼓動は高鳴った。『アズカバンの囚人』は原作の中でも一番のお気に入り。それを、このメキシコ人の監督がどんな映像に仕上げてくれるのか・・・全く想像もつかず、期待と不安が一気に全身を駆け巡る思いだった。 そして『アズカバンの囚人』が公開された。感激した。想像以上の映像が、そこにはあった。 キュアロンの『アズカバンの囚人』を、原作ファンは快く受け入れはしないと思う。何故なら、キュアロンはコロンバスと違って、「原作への愛情」で映画を作ってはいないからだ。コロンバスの『ハリー・ポッター』からは、彼の原作への愛が迸っている。しかしその為に、彼の映画は原作に隷属するものになってしまった。キュアロンの『アズカバンの囚人』から感じられるのは、「映像作家としての創作意欲」だ。キュアロンは魔法界やホグワーツ、ハリー・ポッターという少年に対して、明確なイメージを持っていた。そしてそれを映像にするにあたって、原作の持つスピリットを残すことに配慮しつつも、何のためらいも持たなかった。そうして出来上がった彼の『ハリー・ポッター』は、原作の雰囲気そのままでありながら、新鮮味にあふれた素晴らしき映像美。私は、全7部作という拘束の多い原作を持つ映画が、あれほど“作り手の魂”を感じる作品になろうとは、想像もしていなかった。それは、私が完全にキュアロンに恋した瞬間だった。 昨年『リチャード・ニクソン暗殺を企てた男』を観に行った。ショーン・ペンの演技を観たかったのもあるが、一番の理由は勿論、キュアロンが製作に携わっていたからだ。私は彼を欲している。彼の携わった全ての映画に触れたいと、心から望んでいる。今私が一番渇望しているのは、彼の監督最新作だ。彼の魂に再び、スクリーンを通して早く触れたい。 |
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2006 04,25 23:33 |
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やっと観に行けた。今年のアカデミー賞受賞作品。
公式サイト 製作国=アメリカ 姉の評価=★★★★★ ポール・ハギスという人は、これが監督デビュー作ということだが、それが信じられないぐらい、しっかりした出来の作品だった。 この作品はアメリカ社会の抱える差別と犯罪の問題を扱っているのだが、それが単純な「白人社会vs黒人(あるいは非白人)」という描き方ではなく、もっと多面的な方向からアプローチしている。脚本がとても緻密で、プリズムのようにあちこちに散らばる問題を、うまいこと多面体に組み立ててるという感じだ。あの多角的な話を、たった2時間の枠に良く収めたもんだ!それだけで賞賛に値する力作だ。 この作品はまた、群像劇ならではの味わい方もさせてくれる。それぞれのエピソードに用意されているラストは、「現実なんて所詮こんなもの」と突き放しているものあれば、「こうあったら素晴らしいのに」と夢を見させてくれるものもある。ちょっとした悪意は憎悪となり、ちょっとした善意は幸せを生む。一筋縄ではいかないアメリカの人種問題の夢と現実を、そんな普遍的な感情とともに、感じることが出来た。 『アメリカン・ビューティー』の時も思ったのだが、こういう映画は、ハリウッドにしか作れないように思う。自国の社会問題や恥部を、自虐的にならず、あくまでも冷静にメスを入れていく。他の国の映画界には成せない技ではないのだろうか。いい意味で(=私好みという意味)ハリウッドらしい映画だと思った。 とは言え、アカデミー賞作品賞・・・となると若干疑問が残らないではないが。勿論作品の素晴らしさを否定はしないが、エンターテイメントの祭典であるアカデミー賞の作品賞なら、“歴史に残る不朽の名作”と言われるほどの力強さが欲しいところ。まあ、それは今年に限らず、ここ数年の作品賞に共通して言えることなのだが。 |
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2006 04,22 22:55 |
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やっと新作映画の感想を書ける(笑)。これが本来、私が目指していたこのブログの使い方というわけ。
今回は『ククーシュカ/ラップランドの妖精』 公式サイト 製作国=ロシア 姉の評価=★★★★☆ 言葉って、不思議だな・・・っていうのがまず第一の感想。私は、たとえどんなに想いあってても、言葉にして表現しなければどんな想いも伝わらないって、信じて疑ってない。人間って、超能力者じゃないもん。でも、この映画を観てると、逆に言葉なんて初めから通じないって前提があったほうが、伝わることもあるんじゃないか、っていう気になってしまう。ラスト、アンニが二人の男たちについて語ってるシーンを観て、そう思った。言葉って便利だけど、時には関所だ。 ロシア映画はさほど観た事はないけど、北欧映画よりは私の肌にあってるかもしれない。一本の映画としては申し分ない仕上がり。本当は★5つにしたいところだけど、そうしなかったのは(ここよりネタばれの為反転)アンニが男二人が去った後、たった一人で双子を育てたって部分をちょっとインチキ臭く感じてしまったから。私は娘一人を育てるのに、旦那と二人ががりでも手に負えなく感じてるから。私には、一人で双子を育てるなんて芸当出来やしないよ。(ネタばれここまで)まあ、これはただのやっかみです(笑)。サーミ人の女性はとても逞しいという表現だと思おう。 今回、フィルムが始まる前に「戦中のラップランドで、3人の男女が共同生活を送ることになった。彼らは互いに言葉が通じない」という、簡単な前置き文が挿入されていた。多分、私たち日本人には、フィンランド語、ロシア語、サーミ語の区別がほとんどつかないからだろう。それと同じように、印欧語族圏の方々には、日本語、韓国語、中国語の区別なんてつかないんだろうな、などと勝手に想像した。こんな余禄もまた、映画の楽しみ方のひとつである。 |
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2006 04,22 22:23 |
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そもそもこのブログを持とうと思った切っ掛けは、乳飲み子との格闘に時間を使わざるを得なくなり、本サイトの映画レビューページのきちんとしたアップを断念せざるを得なくなったことにあります。と言っても、メモ程度の感想はちまちま書いていたり(笑)。折角なので、2005年12月~2006年3月までに鑑賞した映画の感想ページアドレスを、ここに貼らせていただきます。
http://www.geocities.jp/atreyu0125/2006.htm よろしかったらご覧下さい。作品は 『ハリー・ポッターと炎のゴブレッド』 『歓びを歌に乗せて』 『ポビーとディンガン』 『オリバー・ツイスト』 『単騎、千里を走る』 『リトル・ランナー』 『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』 の7本です。 |
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