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2026 05,13 08:22 |
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2006 06,14 23:22 |
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「何かオススメの映画ない?」と聞かれるたびに、私が必ず一番最初に答えるタイトルが、この『チューブ・テイルズ』。
Yahoo!Movie紹介ページ イギリス発のオムニバス。脚本はロンドンの地下鉄(愛称・チューブ)を利用するロンドン市民からの公募より選出。9本あるストーリーの監督には、ユアン・マクレガー、ジュード・ロウなど、イギリスを代表する俳優も名を連ねる。 とにかくクールでセンスが良くてスピード感があって。一般公募の脚本だからだろうか、使い慣れているチューブへの愛着が、ブラックユーモアの中に深く感じられる。オムニバスでありながら、89分の上映時間を「一本の映画」として作り上げているので、独特のテンポを楽しみながら鑑賞することも出来る。“スタイリッシュ”という言葉がこれ以上当てはまる映画もないだろう、と感心していたら、製作者が『トレインスポッティング』と同じ人だと聞いて納得。確かにあのブラックな雰囲気を“スタイル”にしてしまう映画作りは、相通じるものがあるかもしれない。 9本中、好きなストーリーを、と聞かれるとものすごく悩むが、やはり一番のお気に入りは「ミスター・クール」だ。最初の一発目で映画の雰囲気やテンポをしっかり決めてくれている。続いて「パパは嘘つき」「ローズバッド」「ホーニー」「手の中の小鳥」・・・と、結局全タイトル挙げることになりかねないか(笑) この映画を観た数年後、ロンドンに行く機会があった。駅の売店には“チューブグッズ”がずらりと並んでいて、恥ずかしげもなく買いあさってしまった。勿論この映画の影響だ。地下鉄マークをモチーフとしたタイトルロゴに、すっかりはまってしまって。現在我が家には“チューブ・タオル” “チューブ・ステッカー” “チューブTシャツ”がある。勿論DVD『チューブ・テイルズ』も、しっかりコレクション棚の一角を占めている。 PR |
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2006 06,10 23:35 |
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『インサイド・マン』公開。で、スパイク・リー監督について話してみたくなったので、話してみる。
Yahoo!Movie紹介ページ 映画ファンを自称しておいて何とも恥ずかしい話だが、実はスパイク・リーの作品は、『10ミニッツ・オールダー』の“ゴアvsブッシュ”の他は、『25時』しか観たことがない。リー監督のことを語るのであれば、最低『ドゥ・ザ・ライト・シング』と『マルコムX』ぐらいは観ておくべきなのは判っているのだが(汗) そんな希少な鑑賞経験しか持たない身だが、彼の作品を観るときほど、英語がわからないことが悔しくなることはないのでは、と思う。『25時』にも『10ミニッツ』にもあった演出なのだが、この監督さんは感情の高揚を表現するのに、ハイテンポの編集にハイテンションの台詞をぶつけてくる。その独特のリズムは、こみ上げる感情をスクリーンから一気に溢れさせ、観客を一瞬にして飲み込んでしまうほどの迫力を持っている。しかし字幕を見ながらだと、こっち側の情報処理が追いつかない。字幕を読み終わったときには違う映像と台詞が挿入され、次の字幕を読もうとする頃にはとっくに別の映像に切り替わっている。英語がわからない上元々ドンくさい私には、とにかく目まぐるしいばかりなのだ。こんなことでは、「黒人社会を代表する社会派監督」と評されるリー監督の真髄など、何本作品を観ようと判らないままなのでは?と不安になってしまう。 『インサイド・マン』は、監督スパイク・リー、主演ジョディ・フォスター/デンゼル・ワシントンと、このうえなく贅沢な組み合わせなので、4月ぐらいから公開をものすごく楽しみにしていた。どうにか時間を作って観に行くつもりだが、ちょっとした気後れを隠せないのも事実だ。英語がろくに判らない私がいけないだけなのだが(汗)。 |
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2006 06,06 23:45 |
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『惑星ソラリス』・・・1977年に公開された、巨匠タレコフスキーの名作。 タレコフスキー映画祭紹介ページ
『ソラリス』・・・2003年に公開された、ソダーバーグによる『惑星ソラリス』のリメイク版。 公式ページ 「ソラリスの陽のもとに」・・・スタニスワフ・レムによる、上記2作品の原作。 『惑星ソラリス』は私にとって、忘れられない作品のひとつだ。中学生の時分、背伸びをしてビデオを借りて以来、この作品は私に“ついて回っている”気がする。自分が偽りの存在だと気付き、自ら去っていくハリー。結局ソラリスの呪縛から逃れられなかったクリス。その背筋の凍るような輪廻の輪が、美しい背景に悲しみと戦慄をもって描かれる。愛の何たるかすら知らなかったにも関わらず、そしてたった一回しか観ていないにも関わらず、この作品は私の脳裏にべっとりと張り付いて、剥がれないものになってしまった。当然原作「ソラリスの陽のもとに」は、鑑賞後即購入し、活字嫌いだった当時の私には考えられないほどのスピードで読破した。 2003年に『ソラリス』が公開され、当たり前のように劇場に飛び込んだのは言うまでもないだろう。映像技術の飛躍により、タレコフスキーのものより美しいソラリスの姿が表現されてたのにはうっとりしたが、内容はというと、期待はずれの一言で済ますしかなかった。やはりハリウッドに“ソラリス”は荷が勝ちすぎたのだろう。自分がどれだけ過去ふたつの“ソラリス”に心を捧げてしまっているのか、思い知らされるだけの作品になってしまった。 しかし、“ソラリス”というひとつの惑星から、異なる3つの結論が生まれたのは面白いと思っている。 『惑星ソラリス』では、作り物であるハリーの愛と、ハリーを失って尚ソラリスに拘束されるクリスが、 『ソラリス』では、賛美されない愛に、後悔と自責の為沈んでいったクリスが、 「ソラリスの陽のもとに」では、“ソラリス”とクリスのまことの交わりが、 それぞれ描かれている。同じ原作をもとに、同じソラリスという文字通りの“惑わす星”を舞台としているのに、どうしてこうも主人公クリスの選択が違うのだろうか。 突き詰めれば、レムの原作の偉大さを物語ることになるのだろう。「ソラリスの陽のもとに」は、それぞれの時代の映像作家を魅了する、「想像の余地」があるのかも知れない。ソダーバーグの『ソラリス』は残念な映画になってしまったが、今後、またあの作品がリメイクされることになれば、例えそれがどこの国の映画であろうと、私は足を運ぶに違いない。次はどんな映像作家が、どんな“ソラリス”をみせてくれるのか・・・私も主人公クリス・メルヴィンのように、“ソラリス”の虜になってしまった一人なのかもしれない。 |
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2006 06,01 21:23 |
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『シティ・オブ・ゴッド』で一躍その名を世界に知らしめた、フェルナンド・メイレレス監督の話題作。
公式サイト 製作国=イギリス 姉の評価=★★★★★ メイレレスがメガホン取るぐらいだから、TVCMみたいな「愛の感動作」であるはずがないと、最初から判って観に行ったのだが・・・想像以上に重たかった。特にマタニティーブルーを患ってる最中の私が、耐えられるはずもない作品だった。全く配給会社は何を考えているのだか。限られた情報を元にCM作るのはさぞかし大変だろうけど、ああまで作品の意図と違うものにしてしまわなくても。メイレレスがどんな監督なのか知らずに観に行った方々は、さぞかし面食らったのではないだろうか。 これは夫婦愛の話ではなく、「社会派エンターテイメント」とでも言うべき映画だ。アフリカ貧困層の抱える問題と現実を、“政府と企業の陰謀”というエンターテイメント性の高い脚本にのせて、目を覆いたくなるほどリアルに心に刻み付ける。作中の陰謀は勿論フィクションだが、それが限りなく現実に近い状況なんだという説得力にも満ち溢れている。最終的には、ジャスティンとテッサの悲しい愛の物語で幕を閉じるが、“愛”はあくまでジャスティンの動機付けであり、映画の主軸ではない。TVCMで興味を持たれた方は、その辺りのことをご理解いただいたうえで観に行かれることをオススメしたい。 これはメイレレスでなくては撮れなかった映画ではないだろうか。他の監督さんだったら、「社会派」か「エンターテイメント」のどちらかに偏ってしまっていた可能性もある。『シティ・オブ・ゴッド』でみせつけてくれた手腕は、イギリス人の役者を使った初大作でも健在。今後とも活躍が大いに期待される監督さんの一人。 それにしても、メキシコ人のアルフォンソ・キュアロン、ニュージーランド人のピーター・ジャクソン、アカデミー賞受賞となった台湾出身のアン・リー、そしてメイレレスと、最近欧米外出身の監督さんの活躍が目覚しいと思ってるのは私だけだろうか。個人的には素晴らしいことだと思うのだが。 |
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2006 05,26 00:19 |
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シネスイッチ銀座は、お気に入り劇場の中でも1,2を争うほど好きな劇場だ。
公式サイト 今時整理番号も座席指定もやってない、ある意味硬派な劇場。少ない席数で話題作を普通に上映して、路上にまで観客を並ばせることの出来る、おそらく銀座で唯一の劇場だ。私自身、『ピアニスト』を観るのに40分、『リトルダンサー』を観るのに1時間並ばされた記憶がある。楽しみにしていた映画の公開がシネスイッチに決まる度に、鑑賞の為の作戦を立てざるを得ない、映画ファンには悩まされる劇場のひとつ。しかし、やっぱりあの奥ゆかしいたたずまいと、劇場の雰囲気は魅力的。そして何より、上映作品に偏りを感じないのがいい。例えば、ル・シネマも恵比寿ガーデンシネマもそれぞれに素敵な劇場だが、どうしても上映する作品に偏りを感じてしまう。シネスイッチは、同じレイトショー・シアターでも、上映作に「劇場色」をあまり感じさせない。その万遍のなさが、私の中でこの劇場をお気に入りの上位にしている一番の理由だ。 ところが、ある日突然、ショックな出来事があった。「オールドムービー」がいつの間にか閉店していた。 「オールドムービー」は、私が銀座でネグラにしていたスコッチ・パブだ。シネスイッチの隣にあって、映画を観た後カクテルを飲むのに使っていたし、銀座で何となく行く店に困れば、「考えるのが面倒だから」というノリで、よくお酒を飲みに行っていた。いつのまにか常連で、店のウエイターの名刺が数枚、未だに財布に入っている。 その名の通り、クラシック名画に出てきそうな趣の店だった。店内には古き良き名作のポスターが何枚も貼られ、18mm映写機でミニフィルムの上映もしていた。お気に入りは、ハリウッド名優の名を冠したオリジナルカクテル。連れが“イングリット・バーグマン”を注文すれば、私は“ハンフリー・ボガード”を取り、“クラーク・ゲーブル”を注文すれば、私は“ビビアン・リー”で乾杯。“ショーン・コネリー”“オードリー・ヘップバーン”“エリザベス・テイラー”・・・どれもこれも、忘れられないカクテルばかり。それなのに、ある日足を運んだら、「閉店しました」の一言が、シャッターの上から貼られていた! シネスイッチは今でもお気に入り上位の劇場だが、その理由に、オールドムービーの存在が多少関わっていたことは確かだ。悲しい。ものすごく悲しい。銀座のネグラを失ってしまったことも痛手だが、もう「シネスイッチの後、ヘップバーンで乾杯!」ということが出来なくなってしまったことが、たまらなく悲しい。メニューにない“シャーリー・テンプル”を作ってくれたバーテンダーさんとも、気さくに話しかけてくれたウエイターさんとも、もう会えない。これから銀座で酒場に困ったら、一体私はどうすればいいのだろう? シネスイッチとオールドムービーは、私にとっては“ふたつでひとつ”な存在だった。どなたか、オールドムービーの消息をご存知の方はいらっしゃらないだろうか?もう一度、甘酸っぱいヘップバーンを味わいたい。 |
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